リノベーションブログ DIY リノベーション|京都で楽しむ部分と任せる部分の見極め
DIY リノベーションに興味がある方から、「壁を自分で塗ってみたい」「棚やカウンターは自分たちでつくれますか」と相談をいただくことがあります。
自分の手を少し入れると、住まいへの愛着は深まります。一方で、電気・水道・ガス・構造に関わる部分まで勢いで進めてしまうと、安全面や仕上がり、将来のメンテナンスで困ることがあります。

この記事では、京都で中古住宅やマンションのリノベーションを考える方に向けて、DIYで楽しみやすい部分と、プロに任せた方がよい部分を整理します。
目次
DIYの魅力は、完成度だけではない
DIY リノベーションの良さは、プロのようにきれいに仕上げることだけではありません。
たとえば、家族で壁を塗った場所、悩みながら選んだ棚、少しずつ手を加えた収納は、暮らしの記憶として残ります。既製品を置くだけでは得にくい「自分たちの家になっていく感覚」があります。
ただし、DIYを入れる目的が曖昧なままだと、途中で大変になったり、仕上がりの差が気になったりします。最初に「見た目を楽しむのか」「費用を抑えたいのか」「家族でつくる体験を大切にしたいのか」を整理しておくと判断しやすくなります。
プロに任せるべき工事を先に分ける
DIYで一番大切なのは、できることを増やすことより、任せるべき部分をはっきりさせることです。
次のような部分は、安全性や法律、建物性能に関わるため、原則として専門業者に任せた方が安心です。
- 電気配線、コンセント、照明器具の設置
- 給排水管、キッチン、浴室、洗面、トイレまわり
- ガス配管やガス機器の接続
- 壁や床の下地、断熱、遮音に関わる工事
- マンションの管理規約に関わる工事
特にマンションリノベーションでは、専有部だと思っていた場所が共用部に関わる場合があります。自由に触れる部分と、申請や確認が必要な部分を早めに分けておきましょう。

自分で楽しみやすいDIYの範囲
住まいの中でDIYを取り入れやすいのは、暮らしながら調整しやすく、構造や設備に大きく影響しにくい部分です。
- 壁の一部の塗装
- 可動棚や小さな収納の追加
- 家具やカウンターのオイル仕上げ
- フック、タオルバー、ペーパーホルダーなどの小物設置
- 植物や照明、カーテンなど暮らしの演出
最初から大きな範囲に挑戦するより、小さな場所から始める方が失敗しにくくなります。暮らし始めてから少しずつ足していける余白を残すのも、DIYとリノベーションを組み合わせる良い方法です。
工事スケジュールとの兼ね合い
DIYを工事中に入れる場合、スケジュールの組み方が重要です。
たとえば、塗装を自分で行うなら、職人さんの工程との間に乾燥時間や作業時間を確保する必要があります。工事全体の流れを止めてしまうと、結果的に費用や引き渡し時期に影響することもあります。
あくまでも目安ですが、DIYを入れる場合は「どの日に、誰が、どこまで作業するのか」を事前に決めておくと進めやすくなります。工夫次第で短縮できる部分もありますが、無理に詰め込まず、全体の段取りの中で考えましょう。
相談の段階で決めておくこと
DIYを取り入れたい場合は、物件探しや初回相談の段階で伝えておくことをおすすめします。
理由は、DIYのしやすさが物件や工事内容によって変わるからです。下地の状態、管理規約、工期、ローン、工事範囲によって、できること・避けた方がよいことが変わります。
リノファクでは、店舗づくりで培ってきた素材選びや造作の考え方も活かしながら、住まいのリノベーションを整理しています。施工事例を見ながら具体的な雰囲気をつかみたい方は、施工事例ページも参考にしてください。
穴澤メモ
DIYは、費用を下げるためだけに考えると苦しくなることがあります。僕は、暮らしに自分たちらしさを足すための余白として考える方が、結果的に満足度が高くなると感じています。
まとめ:DIYは暮らしを育てる余白として考える
DIY リノベーションは、自分たちらしい住まいをつくる楽しさがあります。
一方で、何でも自分でやるのではなく、プロに任せる部分と自分で楽しむ部分を分けることが大切です。特に京都で中古住宅やマンションを検討する場合は、建物の状態や管理規約、工期も含めて確認しておきましょう。
まずは、理想の暮らしと、どこに手をかけたいかを整理するところから始めてみてください。












