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STAFF BLOG

  • 買う時も工事する時も大切な管理規約とリフォーム細則について

    マンションと戸建ての工事の違い久しぶりのリノファクブログの投稿です。2024年一本目の記事ですが、コンパクトを意識して読みやすいコンテンツになるように頑張ります。 さて、タイトルにも書いた管理規約とリフォーム細則をご存知でしょうか?管理規約もリフォーム細則、工事を行う為のマンション独自のルールが記載されたもので物件を買う時も、工事を行う時にも重要なものと覚えておいてください。 特に買う時は、まだ工事会社さんが決まってないことも多く買ってから、あれもだめ、これもだめと、ならないようにしっかり目を通したいですね。工事前は基本的には工事会社さんにしっかり預けることが大切。あまり工事会社さんと管理組合さんの間に入るのはおすすめしません。言った、言わなかった、といったトラブルは後のストレスになりますしね。 この物件では、フローリングは使ってはいけませんとか。カーペットしかダメですよとか、水回りの位置だったり本当にマンションによって全然ことなります。厳しいマンションもあれば、ゆるいマンションもありますのでいろいろと見比べたり、専門家に聞いてみるのも重要ですね。 規約が厳しいということは、良い意味でしっかりしているマンション。でも、悪い面では自由度が低いという点ではないでしょうか。書くまでもありませんが緩いマンションはその逆ですね。そんなマンションの特性も伺えるので、ぜひ購入前にはしっかり目を通してくださいね。 リノファクでは、物件のご紹介も行なっていますが購入物件は別の不動産会社さんで、工事のみというケースも行なっております。その場合も、もちろんできる限りの不動産面でのアドバイスも行いますのでお気軽に、物件探しのタイミングからご相談ください。それでは、2024年もリノファクブログをどうぞよろしくお願いします。

  • 中古住宅購入者必見!現地調査の重要性とポイント

    現地調査を人任せにしてはいけない気がつけば12月も、もう半分近くになりました。急に冷え込んだりしており、僕の身の回りでも体調不良で仕事や学校を休んでる人がたくさんおられます。僕自身も慌てて昨日インフルエンザの予防接種にうかがってきました。というのも息子がインフルエンザにかかってしまい、久しぶりのことでバタバタしたのもあります。今年は少し時期がはやかったみたいで、子供達のインフルエンザワクチンも気がつけば品切れになっていたみたいなので年末が近づくにつれ心配ですね。 そんな中、我が家は子供が3人いまして、寝室など普段とは違う場所にすることで、なるべく感染しないように工夫しました。子供も成長してだんだんと大きくなってきたので、リノベーションでもして部屋を増やしてあげたいところですが、なかなかそのような余裕もないのが正直なところで、申し訳ない限りです。少し前置きが長くなりましたが、本日もリノファクブログを是非最後までお読みください。 さて、本題へと入りますが、本日は現地調査についてお話しさせていただきます。中古住宅を買うんだから現地調査なんて当たり前!だと思っておられる方も多いかもしれませんが、誰がどこまで、いつ、どのように行うのかという事まで考えている人はおられないと思います。媒介に入ってくださった宅建士さんの重要事項説明を聞くだけで足りるでしょうか?なかなかそれだけでは足りないというのが正直なところです。 例えば、2022年4月1日に、建築物などの解体・改修工事を行う施工業者は、下記に該当する工事で石綿含有有無の事前調査結果を労働基準監督署に報告する事が義務付けられています。僕たちももちろん行なっていますが、今までとガラリとスケジュールなどが変わり当初は対応するのに苦労しました。(今ではしっかりやっております!!)2023年10月以降は建築物石綿含有建材調査者が行わないといけないため、当社でも取得しました。いろいろ大変ですが、きちっとやるためには大切な事ですね。 その前に石綿(アスベスト)が何かをお伝えしないといけませんね。石綿とは鉄骨の防火被膜をはじめ、内装材料の防火用材として様々な建材に使用されてきました。しかし2001年に発がん性や呼吸器疾患を発病する事が判明したことによって使用が禁止されたという素材です。1970年から1990年にかけて輸入がピークであったため、当時建設された建物を購入する場合には、慎重な調査が必要です。 しかし、この石綿の調査報告については売買時の重要事項説明においては、その調査をしているかどうかを説明すれば足りる事になっており、あるかないかの調査については、その後の改装の段階で明らかになるという流れになっています。具体的には先ほど記載した請負業者の事前調査の報告義務は、延べ面積80㎡以上の建築物の解体工事、または請負金額が税込100万円以上の建築物の改修工事、特定の工作物の解体または改修工事、総トン数が20トン以上の船舶と定められていますが、税込100万円以上の改装の段階でほとんどのリノベーションには調査が必要になる解釈されます。 石綿の事例は一部の事例として具体的に書かせていただきましたが、図面を鵜呑みに売買契約をするのも非常に危険です。例えば配管などの位置が図面と違うということも日常茶飯に起こっているくらい、悪い言い方をすると、昔はそこまできちっとしていなかったという世界なんです。それが原因で思っていた工事ができずに、高額な工事内容の変更を余儀なくされることもありますし、やはり現地調査はとても重要ですね。 当社では目視や図面の調査はもちろんですが、その上で出来る限り専門の協力会社の皆さんと調査に入らせて頂くようにしています。大工さんに建物の構造的な部分を見てもらい、水道屋さんに配管状況を、電気屋さんに容量が足りているかなど、そのリノベーションプランに対して押さえておきたい問題をなるべく解消するための調査を行なっています。おかげさまで想定外の工事変更なども減りスムーズな工事を行えるようになりました。 皆さんには、たくさんの方で調べてくださるのですねと驚かれますが、正直なところ、みんなやっぱりこれから工事を行うにあたって場当たり的な解決ではなく、事前に状況を知り、しっかり対策を講じて工事に入りたいんですよね。その方が結局スムーズな工事となり工事時間は短縮されます。少し話は変わりますが、今ではマンションでインターネットが引き込めるかなど、また少し前から調べる項目も変化していたりと調査の負担は増えますが、これもお引き渡しの時のお客様の最高の笑顔を拝見するためです。 今日は工事のこともあって熱くなってしまい、ブログもかなり長くなってしまいました。すいません。もともと内装工事業からスタートしてお店から住宅へと展開する中で、いろいろな経験をさせていただきました。先週末は企業として12周年の記念祝賀会も開催しましたが、たくさんの職人さんと共に、まだまだ邁進しようと決意を固める1日となりました。12年、そして起業する前も含めると20年ほど業界におりますが、感じるのはやはり不動産と建築が一体であるということ。今後もリノベーションという中古不動産を購入し、リノベーションするといったこの流れを僕たちらしく、創っていければと思います。 最後までお読みくださり本当にありがとうございます。お問い合わせもお気軽に>>>お問合せフォーム

  • 中古住宅を購入する方に知って欲しい!インスペクションの基本と重要性について

    中古物件の魅力と落とし穴:購入前に知っておくべきこと先日は、とある不動産の方々と久しぶりのゴルフに行ってきましたが、業界の情報を共有する良い機会になりました。しかし、不動産業界の人はゴルフが好きですね。僕は気づけば1年半ぶりのラウンドでしたが、翌日の力が入らない感じに歳を重ねていることを実感する日々です。 体も歳をとるとボロが出てきますが、建物も同じですね。最近は新築も資材の高騰によって建てられなくなってきたと不動産関係者でも話ていました。だからこそ中古住宅も注目されているわけですが、やはり多くの方が気にするのが、その建物の劣化具合でしょう。 実は2018年に宅地建物取引情報が改正されまして、建物状況調査(インスペクション)の説明を行うことと、希望に応じた斡旋が義務化されました。さらに契約不適合責任の改正に伴って売主側の責任が重くなりインスペクションの重要性は高まったといえます。 このような背景からもインスペクションについては売主を守る意味が含まれますが、一方で買主にとっても安心につながるため、双方にとっても良いものと言えます。また、リノベーションの内容や費用に対しても事前調査を行うことで、より正確な計画に活かす事もできます。 そんなインスペクションですが、大きく2種類に分けられることを、ぜひ知っておいてください。ひとつめは宅地建物取引業法で定められた基準として、既存住宅インスペクション・ガイドラインに則って行われるものです。もうひとつは瑕疵保険を付保するために瑕疵保険会社の検査項目を含めて行う調査です。 一口にインスペクションといってもこのように分かれているだけでなく、建物調査は非常に複雑でさまざまな調査方法が存在します。購入にあたっては、どこまで調査しておくべきか、またどの程度の時間を要するものかなど、事前に検討して進めるようにしてもらいたいと思います。 わたしのゴルフの話題から、まさかのインスペクションの話になりましたが、わたしの体のインスペクションである、健康診断の結果もそろそろ届きそうな頃合い。いろいろ気になることがたくさんで大変です。とはいえ、このような素晴らしいお仕事をさせていただけていることに感謝しながら、今日も美味しく晩酌をして明日もご機嫌にお仕事できればと思います。 リノベーションのみのご相談も受けておりますので、ぜひお気軽にこちらのフォームよりお問い合わせください。今日も最後までお読みいただきありがとうございます。少し寒くなって来ましたので、物件探しや現場打ち合わせなどは、暖かい服装で、お体に気を付けながら理想のマイホーム探しを行なってください。>>>問い合わせフォーム  

  • リノベーション時代の不動産取引: 契約不適合責任を理解する

    契約不適合責任って知ってますか?色々な業界で法律の改正が進みますが、基本的には消費者にとって安心や安全を担保する方向へと改正されることが多く、不動産の売買取引に対しても、度々改正が繰り返されています。そんな宅建業法に関わる法改正の中で2020年に瑕疵担保責任が契約不適合責任へと改正された事も是非知っておいてほしい内容なので記載します。 具体的には従来の瑕疵担保責任では、隠れた瑕疵と言って、買主が知らないことが前提の不具合について契約解除や損害賠償といった内容の請求ができていましたが、改正によって、隠れたが外され、知っていた契約不適合について追完請求や代金減額請求、催告解除、無催告解除、損害賠償請求と内容といった様々内容で請求が出来るようになりました。 これは、簡単に言えば、買主にとって有利に、そして売主や仲介会社にとっては不利な改正となっています。より丁寧に説明をすることが求められることによって、安心して中古住宅の取引が行えるような法改正と考えるとわかりやすいかと思います。 その為、物件状況報告書であったり、重要事項調査報告書といったものが重要な書面になっているのは言うまでもありません。細かな内容までは、このブログでは書ききれませんが、不動産の売買において、より状況を調査することの重要性が高まっていると言えますし、取引においては不動産という業務に加えて建築の知識がより重要になっていると考えられています。 とはいえ、購入してからトラブルになるのは避けたいと思います。だからこそ中古住宅とリノベーションはセットで考える時代に入っていると考えてもよいのではないでしょうか。リノベーションの場合は物件購入前に物件を調査しますし、デザインをライフスタイルに合わせるだけでなく、問題がありそうな箇所についても調査し、修繕計画も含めて検討します。リノベーションというときれいにするというイメージが強いと思いますが、このような点は意識しておくと良いですね。 リノファクでもリノベーションを行う中で不具合を発見する発見する事はよくあります。また工事前では気づき用のない不具合を工事を開始したからこそ気付けるといったケースもあります。解決方法も様々ですが、この時に不動産の知識が必要になりますし、益々不動産と建築はセットで考えるようなワンストップサービスを選んでいただける理由もイメージしていただけるのではないでしょうか。 不動産会社と建築会社が異なることによって、その間に挟まれて困っておられる買主さんのお話もよく耳にしますが、そのようなことにならないようにも、是非不動産会社や建築会社といったリノベーション会社選びはより慎重に行う事をおすすめします。是非リノベーションをお考えの際はリノファクにもお声がけください。

  • リノベーション!その前に安心して不動産を買うための書類確認ポイント

    売買契約前に確認しておくべき書類とはもう11月というのに、まだまだ暑い日が続きますね。というのも、当社はガラス張り且つ南向きのオフィスでして、完全に機能性を無視して立地とデザイン性で選んだので、朝出勤したら自然の温室状態になってるんです。リノベーションを専門にしている会社だからこその落ち度かもしれません。それでもやっぱり四条通りに面するオフィスで市内中心部の雰囲気。市内のアクセスは抜群なので、何を判断軸とするか、改めて住まい選びの難しさを痛感します。 さて、今日は住まい探しではなく、住まいを見つけてからのお話をしたいと思います。リノベーションで自分らしいライフスタイルの住まいを作ろう!という気になっても物件が見つからなければ始まりません。だけど、この物件探しをおろそかにしてしまうと後で気づいていなかった事で後悔する事もありますので、僕たちのように、事前に暑くても大丈夫!と把握しておくことが大切です。それは冗談ですが、、、 ただし、売買契約前に物件について理解しておくことは本当に大切なことなので、以下に簡単にチェックポイントを記載しますね。基本的には売買契約前には必ず重要事項説明が行われます。文章がずらずら〜っと並んでいるので、もう物件見たからなんでもOKです!と言っちゃいそうになりますが、この重要事項説明をしっかり聞いて、わからない事を相談するというのが重要なポイントです。 インフラの状況だったり、建物と隣接する土地の内容だったり、様々な災害区域だったり、色々なことをひとつひとつ説明します。またマンションであれば、管理の問題や、別に負担しねければいけない事項など、部屋以外の重要なことが結構あるということだけでも覚えておいてほしいです。でも安心してください。後々のトラブルをなくすためにこの重要事項説明という流れがあるので、わからない事は媒介業者の方に聞きましょう。 他にも、物件状況報告書や重要事項調査報告書といったものもあるので、結構聞くだけでも疲れちゃうと思いますが、疲れたときはおっしゃってくださいね。また疑問に感じたことなどは、知り合いの不動産関係の人に聞いてみるとか、リノベーション会社に相談してみるとかもおすすめですよ。中古不動産の購入からリノベーションが完成するまでは、時間もかかりますが、それだけ人生でも重要な時間を過ごしていると思えばやりきらないとですね。今日は売買契約前に確認しておくべき事についてお話しました。 なにかご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください。>>>問合せフォーム

  • 中古不動産売却、仲介と買取のメリットを徹底比較して、最適な売却戦略を選ぶ方法

    中古不動産を売却しようと考えている方へ今日は中古不動産を売却する人向けの記事を書かせて頂きます。意外と購入する人にとっても参考になる話ですので、これから物件を買ってリノベーションをしようと考えている人も是非読んでみてください。不動産を売るという方法ですが、大きく仲介と買取というものに分けられます。前者は不動産会社を通じて購入者を探すパターン。後者は不動産会社が買取るというパターンです。 仲介のメリットはレインズ等を通じて市場へ公開するので、相場で売れるという点です。デメリットは市場に公開するので、売れるまでの時間が読めないという点です。もしかしたら多少時間がかかる可能性もあります。買取のメリットは不動産会社がその場で買ってくれるので、すぐに売れる。デメリットは相場より当然価格は安くなるという点です。このメリットとデメリットを比較して選ぶの大切です。 僕たちも日々物件の動きをチェックしていますが、昨日まで仲介だったものから、その不動産会社が売主へと変わっているケースをよく見かけます。これはおそらく仲介で売れなかったので、価格を下げて不動産会社に買い取ってもらった事によります。価格も据え置きか、もしくは上がっているケースもあります。もちろんその背景には早く売らなければいけない事情があるのだと思いますし、一概に悪いことではないと理解してもよいと思います。 次に仲介ですが、仲介には一般、専属、専属専任といった3つの種類があることを覚えておいてください。専属専任は不動産会社一社に任せる。自らが購入者を探す事はできない。レインズへの掲載が義務化され一週間に一度は状況の報告義務があります。専属も任せるのは一社の不動産ですが、自ら購入者を探す事はできます。またレインズけの掲載は必須で2週間に一度の報告義務があります。一般は複数の不動産会社に探してもらう事が可能で、レインズへの登録も不要です。もちろんご自身で購入者を探すのもありです。 このように種類があり、それぞれの内容をよく理解しておくことがとても重要です。そして、定期的に不動産会社と協力しながら販売状況を確認することも怠ってはいけません。これだけでも不動産の売却方法の種類はたくさんあり、悩むところですが、家族とよく話し合いながら、何を判断軸として売却方法を選ぶのか是非検討してください。 大切に住んで来きた家を譲り渡す背景は様々な原因によると思います。だからこそ次住んでもらう人には、大切に使ってほしいですよね。リノファクでは中古住宅を購入してリノベーションしたいお客様が多数おられます。皆さんそれぞれに様々な想いで物件をお探しです。是非そんな想いをもった方に販売するという想いの選択肢もひとつに加えていただけると、物件を売るという事に対する考えも変化するかもしれません。 売却をお考えの場合は、当社でもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。>>>売却相談はこちら。

  • リノベーションから見た未来の不動産業界について「不動産ビジョン2030」

    不動産ビジョン2030についてリノファクのスタッフブログでは、僕たちリノベーション企業が行うべき仕事の社会的な使命や価値について学び治すことで、リノベーションの対する深い洞察を養う事を目的として連載しています。前回まではリノベーションそのものについて記載しましたが、今回からは不動産について学んで行こうと思います。 ところで、不動産業ビジョン2030をご存知でしょうか?実はわたしも知らなかったのですが、2019年4月に国土交通省が不動産業が今後も経済成長を支える基幹事業となるために、不動産業のあるべき姿を指し示したものなんです。正直不動産を取り扱っていながら、このようなビジョンを知らなかったことは反省です。 そこで、今回は不動産ビジョン2030について、学びながら、僕たちの意見も交えて解説しようと思います。ビジョンの制定は国が行ったものであり、官民が協力すべきことではあるものの、様々なプレーヤーが存在する不動産ビジネスにおいては、それぞれの目線で考えることも異なります。そんなところに注目してほしいですし。もし所有者の方であったり、これから購入を予定している方にとっても、このようなビジョンの基に今後の資産運用を考える参考になされてもよいかと思います。 1.ストック型社会の実現「既存住宅市場の活性化、空き家等の最大限の活用に加え、不動産のたたみ方にも配慮を行う。」これは素晴らしい考え方であり、当社も当然共感します。資源の有効活用は今まで学んできたことですし、何より環境に配慮するのは将来の子供世代に向けても必ず成し遂げなければいけない問題です。一方で残せない建物も存在することも間違いありません。耐震性などによる危険性も考慮して残すのか壊すのかといった判断はより重要になりそうですね。 「新規供給は、後世に継承できる良質なものを」新築が必ずしも悪とは思いません。これからのライフスタイルにとって住まい以外にも建物は重要な都市の象徴です。ただ、最近は建てる事が目的になってしまい、利活用が上手く行えていない建物もあります。このような事がないように大きな枠組みで都市計画を検討しながら後世のまちづくりを行うこと良いことですね。 2.安全・安心な不動産取引の実現「安全・安心な不動産取引こそすべての基礎」「宅建業法など制度の適正な徹底を」「高齢化、グローバル化等に対応した紛争防止を」これらは、僕たちも創業時より考えていることです。とくに安心安全が当たり前の取引がなぜ行われないのか?これこそ問題だと感じています。さらに情報が多様化しているにも関わらず、クローズドな物件が当たり前に存在する事など、しっかりと国で対応してもらいたいですね。高齢化やグローバルの視点も含めて、不動産取引が当たり前に安全な国を創ること。微力ながら一社一社が徹底することも大切ですね。 3.多様なライフスタイル・地方創生の実現「技術革新により場所制約が緩やかになっているため、一時的でも地方を拠点とした活動展開の検討を」「地域資源の活用など、関係者による積極的な議論を」多様なライフスタイルや地方創生に対する課題には賛同しますが、少し民に任せているような印象を受ける感じもあります。わたしも現地全てを見て回ったわけではないですが、このような問題特に地方創生について現場を見なければいけませんね。多様なライフスタイルにはリノベーション事業者として、ライフスタイルを重視した住まいづくりに是非とも貢献できればと思います。 4.エリア価値の向上「地域ニーズを掘り起こし、不動産最適価値を通じて、エリア価値、不動産価値の相乗的な向上を」とありますが、不動産の高騰の本質については疑問を感じています。価値があがるということは、本来買いたい人が変えなくなるということです。京都でもかなり住宅価格が高まっています。資金力のある資産家や円安による海外投資家などによって購入されているのもリアルな問題であり、このあたりもエリアの価値をいかに設定するか資本市場の構造任せで本当に良いのかという議論も必要な気もしますね、 5.新たな需要の創造「高齢化、外国人対応など新たなニーズの確実な取組を」「複数不動産の所有、活用促進を」外部環境が変わるなかで不動産の利用方法が変わるのは当然だと思いますが、少し抽象度が高いビジョンな気もしますね。日本は今後どのような国作りをしたいのかという点があれば、もう少し明確なビジョンになる気がしますね。 6.すべての人が安心して暮らせる住まいの確保「単身高齢者、外国人、子育て世帯などすべての人が安心して暮らせる住まいとサービス」こちらもタイトルに対する意味はよく理解できますが、すこし抽象度も高い気がしますね。なかなか国のビジョンなので仕方ない部分もあるかもしれませんが、すべての人が安心して暮らせる住まいとはどのようなものか?このあたりの議論を深めないといけませんね。 7.不動産教育・研究の充実「不動産に対する国民の理解促進に向けさまざまな機会を通じた不動産教育の充実を」この不動産に対する理解という点はとても共感できます。僕たちも必ず初訪のお客様には不動産の全体像を説明しています。なぜなら不動産の理解がない事によるトラブルが多い為です。ここは事業者による努力も重要ですね。 今回は不動産ビジョン2030について学びましたが、不動産に対するビジョンというよりは、問題点や課題感を感じるものだったように感じます。このビジョンに沿って多くの事業者が動くはずですが、その為のベクトルは揃うでしょうか。このあたりは、僕たちもより今後の動きに向けて注視しながら事業を展開しないといけないと感じました。一方でもう少し明確なビジョンや、その為に行うべきことなどが記載されているとよいかなと感じました。 しかしこのようなビジョン策定の難しさは僕たちのような小さな会社でも、とても難しい問題です。そしてトップダウンで行っってしまっても、すべての関係者が賛同するかわかりませんし、賛同しなければ行動に移せません。ビジョン策定の難しさをあらためて考えさせて頂く機会にもなりました。 なにより、このような課題感があるという事をまずは知り、課題に対して取り組んでいかなければいけない。そんな風に捉えることはできると思いますし、そのためにも一件一件の仕事を丁寧に行いながらも。少しずつ自分たちの影響力を大きくしながら大きなコトを成せる企業になることを目指さなければいけません。今回はビジョンという深い学びの会になりました。いつも最後までお読みくださりありがとうございます。しばらくは不動産について書いて行きますので、これから物件を買おうと考えている人や、すでに所有している人など、不動産に興味をお持ちの方は是非お読みください。 不動産について個別で相談したい方は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。 

  • デザイナーからリノベーションへ我々のキャリアと住宅リノベーションについて

    リノベーションについて学んだコト リノベーションの背景や、目的、社会的意義について、こちらのブログで学んで来ました。歴史的な住宅政策の変化や、日本特有の政治が絡んでいたという背景等、僕たちの住まいに対する考え方について、興味深い話ばかりでした。中でも新築を立てるという政策が、今のマクロ的な背景から、スクラップアンドビルドからストックアンドリノベーションへと移行したのは、とても腑に落ちますね。 リノベーションを学んでいる上で、どうしても中古住宅の購入からリノベーションというワンストップでの流れで考えてしまっていましたが、実需としての住まいでけではなく、賃貸という点についても、知っておくべきことが多そうだと最後に感じることができました。空き家が増える中、いかに中古住宅を再生させるかという点について、実需では供給を満たしきれないのは目に見えています。 例えば、大学生など、一時的な住まいであったり、社会人でも転勤が多い職業もあります。再開発がかかった場合には、一次的な住まいのニーズもありますし、賃貸も一緒に考えていかなければいけません。また賃貸だからといって、フローリングに白い壁といった、ありきたりなデザインも面白くないですよね。だからこそ、ぼくたちリノファクでも、この先々では賃貸ニーズにも答えられる企業にならないと、リノベーションの大きな意義を実現できないと感じました。 僕は、はじめは大学の建築学部を出て設計事務所に入所しましたが、デザイナーの目線が強すぎる作品づくりに、何か仕事の意義を見失ったことを思い出しました。そこからは、店舗設計というお店を出して商売を行う人の役にたてる仕事として、お店を使うユーザー目線を持ちながら、出店者の方の夢を具現化させる仕事をしてきました。そして今リノファクという事業を起ち上げて住まいに店舗で培ったノウハウを活かした社会貢献を行いたいと考えています。 そのために、改めてリノベーションについて学んで来ましたが、知らないことも多く、とても良い学びになりましたし、まだまだ企業としての取り組むべき余白も大きいと感じる事が出来ました。改めて社会にとって、地球にとって、人々、そしてわたしたちにとっても重要な仕事であることを学ばせて頂きました。次回からは、よりリノベーションの事業内容について学びを深めて行こうと思います。テーマは不動産!是非次回もお楽しみにしていてください。 リノファクを運営するコトスタイルについて知りたい方はこちらも御覧ください。>>>コトスタイル株式会社

  • 空き家の有効活用:京都の伝統と新しい生活スタイルを結ぶ

    持っているだけではもったいない!京都の空き家活用のススメ今日は中古住宅を保有しているけれども使っておられない方。いわゆる空き家の所有者の方に向けたブログを書こうと思います。 リノベーションとまちづくりの関係について物件を所有されていると、どんな風にお考えでしょうか。僕たちのような、不動産業界にいると最近は外国の方が円安で投資目的に買ってくれるとかよく聞きます。でも、それってどうなんでしょう。 僕は京都に生まれて、京都いう町が大好きです。だから、京都のまちづくりに関わる仕事を選びました。建築を学び、不動産を学び、今に至ります。 建物がまちを形成しているというと大げさかもしれませんがこれは、リアルな問題なんです。古い町家がどんどんなくなっている現状もそうですが見えないところで所有者が他国の方になっているということ決していけないと言い切れる程簡単ではありませんが京都という町を今の子供たちにいかに繋げていけるかということこれから、真剣に考えていかなければいけません。 一方で、時代背景や外部環境が変わるとまちに求められることも変わってきます。その変化に気づけなければ、利用者も見つからずただ、空き家を放置してしまいかねません。 そこで、リノベーションといった手法に是非興味をもって頂きたいと思います。京都の物件を購入して、内装は自分たちの理想のカタチに変化させて新しい生活を送っていただけるという方を探してみてはいかがでしょうか。 こうして、人から人へと不動産の所有が変わるそんな背景まで考えながら、さらにまちづくりという観点から世代を超えて繋いできた土地と建物を譲るという選択肢リノベーションだからこそ、納得感が生まれるかもしれません。 今、空き家をもっていて、利用方法に困っていたら是非、当社にお声がけください。最近ではコンバージョンといった用途変更をほどこしてオフィスビルを住宅に改造する手法も生まれています。様々な方法を駆使して、あなたの土地、建物、そして京都をよりよいカタチに、次の世代へと繋ぐということも少し考えてみてもよいかもしれません。 売却相談のお問い合わせはこちらからその他のお問い合わせはこちらから

  • リノベーションに関わる事業者について知っておくことが重要です。

    様々なリノベーションプレイヤーについてこんにちは、リノファクです。今日もリノベーションについて勉強したことを皆さんに共有したいと思います。さっそくですが、今日のテーマはリノベーションに関わる事業者についてです。リノベーションをやりたいと思ったとき、どのような専門家が浮かびますか?意外とだれに頼めば良いのか?といった問いが生まれる人もおられると思います。どのようなリノベーションを行いたいかについても、すべての専門家と取引する必要もありません。むしろあなたが行いたいリノベーションのチームづくりが一番重要かもしれません。今日はそんな、リノベーションの専門家について、僕たちの視点も交えてご紹介しますね。 不動産仲介事業者リノベーションを中古物件から探すひとにとって、不動産屋さんは避けて通れない専門家です。しかし不動産と一口に言っても様々な専門性があることも知っておいてほしい情報です。売買、賃貸、管理など多様なサービスの中で得意不得意もあります。結論としてはたくさんの不動産屋さんと話しながら理想の住まい像を探すのがおすすめとお伝えしています。 インスペクション事業者2018年から中古住宅取引の際にホームインスペクターと言われる、住宅診断士の資格をもった企業によって住宅診断が義務化されたのをご存知でしょうか?といっても実はこれ、必ず診断しないといけないというものではなく、診断しているかしていないかといった説明義務なんです。中古住宅で気になるのが建物の状態ですよね。工事後に発覚してトラブルになるケースもあるので、是非インスペクションは行うようにおすすめします。 建築設計事務所建築事務所登録をしている設計事務所の事を言いますが。正直リノベーションについては、建築設計事務所登録はマストではありません。建築設計事務所は建物を立てる新築のときに必要な資格だからです。但し、その資格があることによって中古住宅に対する知見も豊富であることは間違いないと思います。但し、リノベーションに対して、そこまでの知識を要するかどうか、ここはどのようなリノベーションを求めるかにもよりますね。 施工会社工事会社も様々です。一人親方の大工さんから、一般の工務店、中小ゼネコン、最近ではハウスメーカーもリノベーション事業部や専門の子会社を立ち上げるなど選択肢は広がっています。担当者との相性や、企業ごとの取り組み方など注目する点は様々です。是非、実績はもちろん、お話を聞きながら施工会社を選定してください。一点注意するならば500万円以上の請負工事には建設業の許可が必要です。最近は材料も高騰していますし、これを超えないようにするよりは、建設業の許可がある企業から選ぶのもよいかもしれませんね。 インテリアコーディネーター実は工事が終わってリノベーション完成という印象をお持ちの方もおられるかと思います。でも実は最後の仕上げがどんなインテリアにするかという問題です。もちろんここはお好きな方もおられますし、かならずインテリアコーディネーターを活用する必要はないと思いますが、予算があれば、このようなプロにも相談してみると意外な発見があるかもしれませんね。 ちなみに、当社はリノベーションのワンストップサービスを行っており、不動産取引が行える宅建業、そして建築士も複数所属している建築士事務所登録、そして建設業も取得しています。できるだけの安心をサービスに加えたいと創業からこつこつと資格取得も行っています。ワンストップの良いところはすべての業務に責任を持てる事と、その繋がりのなかでサービスが行えることです。一方でバラバラの専門家の場合は知識はより豊富かもしれませんが、それをつなぐ事に苦労が生じる可能性もあります。 このような専門家がいるということをまずは知った上で、ご自身がどのようなチームでリノベーションを行うかという事が、きっと重要なポイントになるので、是非じっくり検討してみてください。今日は様々なリノベーションに関わる事業者について勉強しました。インテリアコーディネーターやインスペクションなどは本当に最近注目されている職種で、正直僕たちも、そのような観点も重要だなとブログを書きながら感じた次第です。 リノベーションのマーケットは拡大していますので、これからもきっと様々なサービスや専門家が登場すると思います。そういった情報にもアンテナを張りながら、変化に対応できるサービスを構築していかないといけませんね。 リノベーションに関するご相談はこちらから。今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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