リノベで水廻りの位置を変える時のポイントとは。

リノベーションは何でも出来る!それは概ね間違ってません。

但し、一概になんでも出来るというのには誤解があります。

フルスケルトンなら、自由な間取りが実現できそう。

実は、水廻りの位置は特に慎重に決めていかないといけません。

 

お風呂はこっちで、トイレはあっちでと思い通りのレイアウトにしたくても

最終的に水はどこへ流れていくのかがわかっていないと大変な事になります。

マンションなら最終的に流れる建物の縦管と言われる排水管の位置はどこか

戸建てなら、枡といって敷地の外に流れる排水につながっている経路に

必ずと言ってよいほどある場所によって変わってきます。

たまに古い物件で枡がない!塞がれているという事もあるのでそこは要注意。

あと、かなり古くて今どき塩ビ管じゃなくて土管で陥没しているのもあるので

このあたりは建物をしっかり調査しておきたいですね。

 

話はそれましたが、給水や給湯の配管は水に圧力をかけて押し出すので

上に持ち上げる事もできますが、排水はそうは行きません。

流れるところから、少しずつ、厳密には1mに1cmの勾配をつけながら

途中で逆流しないように、入念に高さを確認しながら排水管を組み立てます。

なので、最終的に流れるところよりも離れれば離れるほど

設置位置が高くなって、床を上げたりしないといけなくなります。

床をあげると当然天井が低くなるので圧迫感のある空間になります。

 

図面だけで、ああしたい、こうしたいと、考えてしまって

このように工事の事を把握せずに、安易に進めると後々大変になります。

でも、どうしても場所を変えたいという場合にも

それはそれなりのテクニックがあります。

間取りを変えない簡単なリフォームなら問題ないのですが

色々挑戦してみたいリノベーションの場合は事前の調査がとても重要です。

水廻り実はリノベーションのとても大切なポイントなんです。

わからない事などあればお気軽にご相談ください。

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