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ARCHIVE 2021年03月
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物件探しはアンティークなお宝さがしに似ている。最近は案内だったり特選物件の撮影だったりといろいろなレジデンス物件に行くことが増えたのですが店舗デザイナーとして、たまらない材料が多くて本当にお宝さがしに来ている錯覚に陥ります。 この照明器具も良い味を出してますが、これは古いものではなさそう。それよりも、自然に割れてきている土壁がかっこいい。きれいな壁も良いのですが、こういう使ってきた感は雰囲気でますよね。飲食店の設計なんかでは、わざとこんな風にしてくださいってそんなリクエストもたくさん頂くんです。 どこにでもありそうな手すりだけど、どこにでもないんですよね。右の見えているフローリングも、もはや抜群の味ですよね。 このスイッチなんてかっこよすぎませんか。また柱に剥き出しの配線もぐぐっときてしまいます。こういうのって昔は普通だったことだけどこんなにもかっこよく見えてしまうんでしょうね。 がいし引きの照明配線は絶対に残したいですよね。木で組まれた柱なんかも、製材された木材とは全く違う印象。今どきの木造住宅は既製品を組み合わせたものだけどこうして、昔のものを利用するのもポイントです。 お店のデザインなんかだったら、以前のお店の看板をそのまま残しているような斬新なアイデアもあります。とにかく自由に楽しみながら住まいを形作る。リノベーションの醍醐味ですし、物件探しの楽しみにしてください。